宝島のこだわり
誰よりもはやく泳ぎたい
そんなおり、ショップ仲間から「新しいフィンが出て、すごく早く泳げるから・・・」 といわれて興味津々で、そのフィンを購入してみました。ブレード部分がFRPでできているベラベラなフィン。
履いてみると今までにない軽さで足が動きます。試しにタイムを測ってみて驚きました。ほとんど練習もしてないのに50mをたった30秒そこそこで泳げたのです。
すると欲が出てきて、10年ぶりに大会に参加することになりました。練習して臨んだ第7回大会の100m フリッパーで、1分6秒23で総合5位入賞を果たしました。以降、仕事の都合で一度休んだ以外は大会に参加し続けています。
フリッパーをする本当の意味
陸上でのすべての基本動作は【歩くことや走ること】であることを疑う人はいないでしょう。
それならダイビングの場合はどうでしょうか? 答えは簡単、「泳ぐこと」です。
「歩くように泳ぎ、 走るように泳ぎ回れること」。このフィンキックこそがダイビングの基本動作です。
水中をスイスイ自在に、楽に移動できたらどんなにダイビングが楽しくなるでしょう。
そして上手に魚に接近したり、イルカとも触れ合うほどに近づけたりすれば水中写真も思いのままです。
フィンキックが上手になればダイビング中も自然と落ち着くことができて、その結果素晴らしいワンシーンをものにできるかもしれません。
忘れてはいけないのは、目的の場所、目的の生物の近くに行くということは「フィンで泳いでいく」ということなのです。
フィンで泳ぐことを練習してフィンが使えるようになると
心肺機能が向上し、空気消費が少なくなる = 空気が減りにくくなり長い時間潜れる
ダイビング自体が楽になる = エントリーポイントから離れた場所まで行ける→水中での行動範囲が大きくなる
長く、遠くまで行くことが可能になるのです。
またしっかりとしたフィンキックができれば、ダイビングでのストレスが軽減して事故を未然に防ぐことにも役立ちます。
たとえば、水中から緊急スイミング浮上を行う時など、フィンキックが上手な人と下手な人とでは明らかに水面に到達できる時間が違ってきて、それは生死をも分けることになるかもしれません。
さらにリーダーレベルのダイバーにとっては、万が一のダイビング事故の際にいち早く事故者にアプローチして、全速力で岸や船へ曳航することができれば、大切な命を救えるかもしれません。そんなときに「フィンキックがつらい」などと思っていては後の祭りです。
だからこそリーダーレベルのダイバーは、機会があるたびに泳いで自身のフリッパーカを上げる努力をすべきなのです。
そして‥‥、万が一のことが海で発生したとき、【何があっても、1秒でも早く現場に到着して、その命を絶対に守るという強い意志】。
何があってもその人の命を救いたい!という想いこそが、私をフリッパー練習に駆り立てる、心の奥にある圧倒的な理由です。
いざという時に速く泳ぐことができるということは、受講される方の安心にも繋がってくるのではないかと思っています。
楽に泳げるフィンと練習方法
簡単に上手に泳げるようになるコツをお教えしましょう!
- 泳ぎやすいフルフットのフィンにすること
- 足首が最大限に伸びるように、足首を伸ばしたまま正座できるようにすること
- 人に泳ぎを見てもらったり、撮影してもらい自分のフォームを確認する
- 究極的にはフィンを水面上に全く出さずに水面直下で効率よく上下させること
- タイムを常に意識して1秒でも早く泳いでみる
毎年6月に海を泳ごうという2.6kmの競争ではない遠泳があります。
ウェットスーツ着用で沈むことなく海をスノーケリングするイベントです。安全に完泳するための練習会も行っております。
いつでも気軽に声をかけてください。
ぜひ一緒に泳ぎましょう!